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高校野球のアナウンスは、なぜ独特のアクセントなの?

高校野球でおなじみの「1番センター、〇〇君…」という場内アナウンス。ちょっと独特なアクセントだなと感じる人も多いのでは?

特に「〇〇君」の語尾のトーンが下がるのはなぜ? 東京ヤクルトスワローズで、専属のウグイス嬢として活躍している川路麗さんにお話を伺いました。

「私は、球場内でアナウンスの声がこもらないように、明るく話すことを心がけています。口が小さいままで話をすると、口の中で声がこもってしまいます。口角を上げて、にっこりとほほ笑むような感じで、アナウンスするようにしています。アナウンスの語尾を下げると、球場内に声がこもりやすくなってしまうので、プロのウグイス嬢で語尾を下げるような発声をする人はあまりいないと思います」

仕事柄、他球場のアナウンスは気になると言う川路さん。確かに、高校野球の中継などを見ていると、「〇〇君」の語尾が下がる独特なアクセントをしているように感じるとのこと。その理由は…。

「高校野球では、アナウンスに慣れてない学生がウグイス嬢を務めることが多くあります。『〇〇君』の語尾が下がるのは、本番で緊張しているために口が大きく開けられず、結果的に語尾が下がる、声がこもるようなアクセントになるのではないでしょうか。あるいは、『〇〇君』の語尾を下げるアクセントが高校野球のイメージとして定着しているので、その発声の仕方をマネしているのかもしれません。私は、甲子園球場のアナウンスでは、『〇〇君』の語尾は下がっていないように感じます」