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安全にたのしくスポーツをするために 熱中症を防ごう

毎夏、メディアに掲載されるスポーツ中の熱中症事故。時には死亡に至る熱中症を防ぐためには何が必要か、知り、学び、暑さに負けずスポーツを楽しみましょう。熱中症は、身体の中と外の「あつさ」によって引き起こされる、様々な体の不調です。

①いつもどおりに動けない
②体中が疲れて、やる気が全然なくなる
③体が重く力が入らない、ぼーっとする
④耳の中できーんと音がしている、他人の声が聞こえにくい
⑤脚や筋肉が痛い、しびれる
⑥気持ちが悪い、吐きそう
⑦ふらふらする、立っていられない、力が抜けて倒れてしまいそう
⑧頭が痛い、目がまわる

以上の状況になったときは、熱中症を疑い、ただちにスポーツをやめる勇気が必要です。

熱中症にならないためには

熱中症対策の基本は、コンディョンを良好に保つこと。食事、睡眠、休養など生活リズムを整え、疲れていない状態でスポーツをすることが大切です。特に、ゲームやレースになると、ついつい無理をしてしまいます。大会前に自己チェックをし、ペースを落とす、早めのメンバーチェンジなどの対応が必要です。

予防法として・・・

環境条件を把握し、それに応じ運動、水分補給を行う

暑い時期の運動はなるべく涼しい時間帯を選び、急な運動を避ける、休憩と水分補給を頻繁に行う必要があります。チームスポーツなど集団でスポーツを行う場合には、強制的に水分補給をする時間を設けます。

また、発汗量には個人差もありますので、自由に飲める自由飲水も取り入れ、喉が渇く前に給水する習慣をつけましょう。この時、水分だけでなく汗とともに失う塩分も補給します。塩分が不足すると熱疲労からの回復が遅れます。水分の補給には、O・1~0・2%程度の食塩水をとるとよいでしょう。

暑さには徐々に慣らしていく(暑熱馴化)

熱中症は、7月下旬から8月の梅雨明け時期に多く起こっています。 しかし、4月下旬から5月の急に暑くなった日も要注意です。これは、体が、暑熱環境や体の発熱になれていないためです。

急に暑くなった日や、冷房環境下で生活をしていた後の練習や合宿では、軽い運動から始め、徐々に体を暑さに慣らしていく必要があります。

服装も工夫する

皮膚からの熱の発散には、衣服が大きく関係します。暑いときは軽装にし、吸湿性や通気性の良い素材を選びましょう。 色は、熱を吸収しにくい白っぽいものの方が良いでしょう。 その他、直射下での帽子の着用は常識です。また、防具を着用するスポーツの場合、休憩時などは外して熱を発散させましょう。

屋内スポーツも要注意

熱中症は、ランニングなど直射日光下において起こる場合が多いので、屋内スポーツは油断しがちです。しかし、窓を閉め切り、風を一切入れない体育館内の温度は、40度近くに上昇することも珍しくないと聞きます。

日本の体育館は冷房がついていないところがまだまだ多く、こうした高温下でゲームをこなしていくと、日射病の心配はないけれど、熱射病の危険はおおいにあります。

陽差しがないからと安心せず、風に当たる、水分を十分補給する、ゲーム中もうちわなど風を作り出すものを用意するなどの工夫が必要です。

詳しくは、日本スポーツ協会の『スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』(2019年) や『防ごう熱中症!! 元気にスポーツ』(2022年)などの資料を参考にしてください。